ファイヤーキングについて
ファイヤーキングは、アメリカのガラス製品メーカー、アンカーホッキング社が1942年から1976年まで大量に製造していた耐熱ミルクガラス製の食器類全体のことをいいます。
40年代からのアメリカは、高度経済成長・ベビーブームの時代にあり、その頑丈さ・耐熱性・バリエーションの豊富さから多くの一般家庭の食卓を彩っていました。
製造が終わってから30年。現在でもアメリカではもちろんのこと、日本や世界のあちこちで多くの方に愛され続けています。
そんな、魅力的なファイヤーキングを生み出したアンカーホッキング社とはいったいどんな会社なのでしょうか?

歴史はさかのぼること1905年。アメリカはオハイオ州ランカスター。とあるガラスメーカーに勤めていたアイザック・J・コリンズ氏が、その勤め先の吸収合併を機に、6人の仲間たちと独立し、50人の従業員を集めて小さなガラス工場をスタートさせました。
その名も「ホッキング・グラス」。工場の近くを流れるホッキング川からとった名前です。 従業者も300人になり会社が軌道に乗り始めた頃、不運にも「BLACK CAT」と呼ばれていたホッキング社の一つの工場が全焼。しかしあきらめることなく、投資家を訪ねまわって資金を集め、半年後には当時最新鋭の設備を導入した新工場を完成させました。当時では画期的だった1分間で20〜35アイテムを自動生産できるマシンのおかげで、生産力が大幅にアップし、1929年の大恐慌にも屈することなく事業を拡大していきます。

そして1937年の末、「アンカー・キャップ社」等、数社のガラス社と合併し、名前を「アンカーホッキング・グラス社」に変更。それから5年後の1942年、ついにファイヤーキングブランドが誕生することになります。
ファイヤーキングが生まれた1942年は、アメリカは第二次世界大戦中ではあったものの、ベビーブームを迎え、かつ経済成長真っ只中。大量生産・大量消費が促された時代に、安価で機能性があり時代の気分を表現していたポップでカラフルなファイヤーキングは、瞬く間にアメリカの一般家庭に受け入られていきます。

残念ながら1976年に製造は終了してしまいますが、現在でも世界中の人に愛され、キッチンを彩っています。

ファイヤーキングは形・色・サイズなど、様々なバリエーションがあります。
まずは形から紹介します。

マグ ファイヤーキングを代表するアイテムです。スタッキングマグ、ソーダマグ、バレルマグ、フッテッドなど様々な形のバリエーションがあります。
カップ&ソーサー 当時はいろいろなシリーズでかなりの量作られていましたが、中にはレアな物も!
プレート ファイヤーキングは真ん丸の物をプレートと呼び、楕円形の物をプラッターと呼びます。さらに、中が区切られているコンパートメントプレートと呼ばれている物もあります。
ボウル デザートボウル、チリボボウル、ミキシングボウルなど用途に合わせて様々なサイズが作られていました。
シュガー&
クリーマー
一般家庭用のみに作られていました。サイズは日本の物に比べるとかなり大きめです。
ソルト&ペッパー こちらも、日本の物に比べるとびっくりするようなサイズです。
グリースジャー 油を入れる容器のことです。ガラスのフタ付きの物やブリキのフタ付きの物があります。
次に代表的な色を紹介します。
ジェード 翡翠色のことでファイヤーキングの代表カラー。当時のアメリカはオリエンタルブームで、中国で最も貴重とされた翡翠に注目したと言われています。
ターコイズブルー 製造期間が3年間のみだった為、生産量が少なく、ジェードに並ぶ人気カラーです。
アイボリー ミルクガラス特有のやわらかさを強く感じさせる乳白色のカラーです。
ホワイト 清潔感を感じさせるカラーです。シンプルなカラーだけに、様々なシチュエーションにフィットします。
アズライト ターコイズブルーに比べて、より透明感のあるブルー。チャームシリーズで多く使われたカラーのようです。
ピンク 甘く、やわらかな雰囲気のカラーです。

他にもたくさんのカラーバリエーションがあるのが、ファイヤーキングの特徴です。

マグの底にはバックスタンプがあり、それを見ればおおよその製造時期がわかるようになっています。一部のアイテムには刻印がないものもあります。

1942〜1945年

製造開始当初のロゴはこんなにシンプルでした。

1940年代中期

ファイヤーキングのロゴマークが入りました。

1940年代中期〜後期

グラスからウェアに変更。レストランウェアに比較的多いスタンプです。

1951〜1960年

メイドインアメリカの文字が入りました。この文字があれば50年代以降という事になります。

1960年代

アンカーホッキングの文字と、錨のマークが加わりました。Dハンドルに多く見られるようです。

1960〜1976年代

フッテッドマグなど、底の面積が小さいタイプにはこのバックスタンプ。

1960〜1976年代

耐熱であるという意味のOVEN-PROOFの文字が追加。電子レンジの普及の為だそうです。

1977年以降

1976年ファイヤーキングの生産終了から1984年頃まで同じ形態で製造を続けていました。それらに使われていたバックスタンプです。

このように、たくさんの特徴を持っているのがファイーキングの魅力です。半世紀の時を越えてきた古き良きアメリカのテイストを、是非皆様方も、手にとって、日常生活の中で感じてみて下さい。

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